こんにちは。カストリです。
『こんなとこあったけ？』
トイレに入っていてふと天井を見上げると、普段見ない場所だからか自分の家じゃないような錯覚に陥る。
プライベートな空間である家だからか、その「知らない空間」の違和感が、実は少し怖かったりする。子供の頃から感じているちょっとした恐怖。でも気になりだすと確かめないと気が済まなくなり、手を伸ばしてみたり写真を撮ってみたりする。
押し入れの中に入りたがる好奇心に近いかもしれない。
人間の脳は思ったよりも適当らしい。ちゃんと確認していなくても周りの情報からこうだろうと勝手に決めつけている、かなり曖昧だ。そこに実際目視する事で、確かなこととして脳に情報が飛び込んでくる。持っている認識と初めてここで矛盾が生じて、恐怖だったり、違和感だったりを感じ取ることができる。
これは自身に当て嵌めても気づくことがある。
自分が勝手に思い込んでいる自分自身と、本当の自身はおそらく違うであろうということ。
最近の出来事で言うと。ランニングをしていたら人だかりができていて、その中心をみていると倒れている人がいた。気にはなったが周りに人がいるし、なんとかなるかとランニングを続行した自分。
自分が思っているより、利己的で慈愛のない自分に気づいてしまいました。
それを受け入れる事は少々しんどい事ではありますが、確かに感じた理想と自身の違和感。この「違和感」は概ね正しいことが多いでしょう。注意深く「違和感」を感じ取ることが意外と大切だったりするのかもしれません。
『トイレの天井が一番、こんなとこあったけ？感じれるからおすすめです』
