こんにちは。カストリです。
またエヴァンゲリオンかよ!
良いじゃないですか。好きなんですから。言わせておきましょうよ。
てことでまた話させてください。
エヴァンゲリオン作中で行われる「人類補完計画」要約すると、人類を一つの完全な生命体にしようと言うことです。めっちゃ簡単に行っちゃいましたが、そうなんです。ここで覚えておいて欲しいのが完全であると言うこと。
作中でシンジが最後の選択を迫られます。単一で完全な生命体になるか、今のままの不完全だけど人がいる状態か。シンジは最終的に後者を選びます。なぜなら人と分かり合えなかもしれいけど、人と居たいと願ったから。
ここで、エーリッヒフロムの「愛すると言うこと」から引用させていただきます。これもまたかよって感じですが、好きなんです。
【愛は他者に与えるときに生成されるもの】
つまり、他者がいないと愛というものは生まれないのです。完全な生命体には愛は必要ない、もしくは愛と言うものは不完全な者の象徴でもあるのかもしれません。
愛ゆえに、不完全で、愛ゆえに、幸福。こう考えると人類が人類たらしめる、人であると言うことは愛すると言うことに収束するのかもしれません。唯一人を繋ぎ止めている者が愛だとすると、とてもロマンチックですね。
完全なものである神に愛はあるのか?人類という他者に愛を持っているのか、気になるところですが、神のみぞ知るとはまさにこのこと。人智の及ぶ範囲ではないのかもしれませんが、祈りとは神に対する愛。人類は神に愛を持っているでしょう。
ちょっと宗教観が強くなってきたんでここらでやめときましょう。因みに僕は特定の宗教の信者ではないので角が立たないようここに記しておきます。
『愛ゆえに』