こんにちは。カストリです。
僕は多分ミッション車です。
感情のスイッチとでも言いましょうか、気持ちの、テンションのパラメーター。これらを常に意識するような生活をしています。いえ、語弊でした、意識せざるおえないと言った方が正しい気がします。
昔から物思いに耽ったり、いつまでも考え事、悩み事を考えてしまう癖があり、自意識の中で常に葛藤しています。その為か、素の状態ではまさしくローテンション。とてもではありませんが、人とコミュニケーションが取れる状態ではありません。このまま話そうものなら恐らくこんな感じに
「よっ!ひさしぶり!」
「あ、ああー、あっす」
嘘です、恐らくではありません、何度かありました、見栄張りました。
こんな感じで、まぁ面白くない、楽しくもない人間が出来上がるわけです。しかし、僕もこれを良しとしている訳では決してないのです。
いつか聴いた話ですが、美輪明宏さんがアナと雪の女王のセリフである「ありのままの」この部分に言及したことがありました。そこで、美輪さんはこのようにおっしゃいました。
「ありのままを愛してなんて、そんな痴がましいことありますか!?愛されるには努力が必要なんですよ」
これまた深く感銘を受けたのです。まさにその通りであると。僕が注釈するのすら痴がましい、純真なまでの正論、非の付け所は一切ないでしょう。強いていうなら、ありのまま受け入れてくれる人がいつか現れるんじゃないかと、希望を、祈りを、持つことぐらいは許して欲しいってところですかね。
この言葉が深く染み付いたので、僕はギアを備えるようになったのです。祈るのはいいけど、努力はしないとね。
さっきの久しぶりの友達と会う時には、クラッチをグッと踏み込んで、ギアをセカンドに。
「よっ!久しぶり!」
「おおお!〇〇じゃん!!久しぶりぃ!!どしたんこんなところで!?」
まぁ、こんな具合です。最近では手慣れたもので、誰かに声をかけられれば、無意識にサードぐらいまでは変えることができるようになりました。美輪さん!今の僕はどうですか?立派にやれてますか?
これってみんなにもあるんでしょうか?って疑問に思う時があります。きっと意識はしていませんが、あるんじゃないかと思っているのです。みんながギアセカンドで、体から湯気でも出ていたらわかりやすくていいのですが、そうではないみたいで。
しっかり人と話す時は、ギアを合わせるのがきっと大事だなとも思っていて。こんな風に僕はバロメーターを意識しているのです。
- しっかり面と向かって話し合う時、ギア合わせる。2ぐらいが良い。
- 少しシャイな人と話す時、ギアをその人より一つあげる。上がってきたら以下同じ。
- おしゃべりな愉快な人の場合、ギアをその人より0.25下げる。
こんな具合です。今んところはこれでなんとかいい感じにやっています。
偶にテンション上がりすぎて、幻の6に入ることがありますが、その時は目を瞑っていただきたい。具体的にはカラオケで「丸の内サディスティック」を歌っている時です。この時ばかりは、椎名林檎さんから言葉を借りるとトリップしています。偶にはいいでしょう、許してね。
てな訳で、今日も僕は海賊王目指して日々精進です!
『ガコっ』