悪夢を見た。悪夢というか、起きた瞬間に悲しいと確信する類の夢。
昼寝から起きて、冷蔵庫に何もないことを思い出し、スーパーに行かなくちゃと立ち尽くす夢。別に普通のことだけど起きた時に非常に悲しい気持ちになった。夢という無意識が示す本当さやリアルさ嘘のなさ、生のままの感情が痛烈に体にこれは本当だと言い聞かせている感じ。まぁとにかくマジで悲しくなったって話。
昼寝から起きて冷蔵庫に何もなくて、スーパーに行かなくちゃってのは僕の日常でもある。というかそのまんま。だし、この日常を僕は結構気に入っているし、楽しんでいると思っていた。
でもこの夢というより、夢から覚めた時に感じた気持ちを味わったら、この日常を楽しんでいる自分が嘘をついているような気がして、楽しんでいると言い聞かせているような気がして、夢に見破られたような気がして、怖い。今はただ、自分の感じていることのどこまでが本当なのか曖昧すぎて確証が持てないのが不安でしょうがない。
どれも本当だよって誰かに言ってほしい。自分で自分の気持ちを信じられないし嘘もつけるってなったら、いったい他人以外の言葉の何を信じたらいいのだろうかとも思う。でも、そいつも嘘を言っているかもしれないから、もういっそのこと嘘を信じきって、悪夢を見ないぐらい自分に信じ込ませるしかないのかもしれないし、案外それが生きていることなのかもしれない。まぁ、とりあえず冷蔵庫に何もないからスーパーに行く。
帰り道にアイスを買って帰る。ガリガリくん葡萄味。夜道でアイスを食べながら帰るこの日常も好きなんだが、これも嘘かもしれないからあんまり言及しないでおいた方が吉。Loopに乗った少年3人組に颯爽と追い抜かれた、Loopのテールライトが3本伸びて、現代のAKIRAだ!って思った。あの少年たちは自分の気持ちとかにも嘘をつけるって知っているのだろうか?できればその術を知らずに生きていてほしいものだ。もしくは『意味わかんネェこといってんじゃねぇよ、このデコ助野郎』ってなじってほしい。
最近でかい彼女がほしいと言っている。正確には自分をラリアットで一撃で失神させるぐらいのでかい彼女。冗談で言っているようだが、これは半分冗談、半分本当だ。いや7・5は本当。その理由は、僕のこの訳のわからない狂言を頭ごなしに否定してほしいから。『なにつまんねぇこといってんだよ、うりゃ!』ってラリアットで消してほしい。多分その失神で僕は久々によく眠れるから。そんな素敵な彼女募集中。
さて、話もつきませんが、限りなく生活は続くようです。
