カス鳥のブログ

日記とオモシロ記事を書いています。

《記憶》ピカソが取り憑いた日

 

中学一年生の時、美術の授業に起こった出来事です。

その日の美術の授業は、自分のクラスが他クラスよりも授業が進んでおり、進捗を合わすために実習ということになりました。

実習といっても、何もしないで良いわけではなく、それぞれ自由に何か一つ作品を作って提出するというものでした。

仲のいい友達と自画像を描く人や、静物画のデッサンをする人、紙で工作をしている人など、様々でした。みんな実習ということもあり、やや騒がしめにしていたのですが、先生もそれを咎めることはなく、自由に授業は進んでいました。

僕は近くの席に友人がいなかった為、何をするか悩んだのですが、美術の教科書に載っている何かをデッサンでもしようと思いました。そこで目についたのが、ピカソの「ゲルニカ」です。

見たことある人はわかるかもしれませんが、「ゲルニカ」は幾何学的に人間や動物がかいてあり、他の肖像画などと違い、影や、立体、などがなく、一見簡単に描ける気がするのです。おそらくその日の僕もそう考えたんだと思います。これならすぐに描いてあとはボーッとしておけるなと。

スケッチブックを開き、教科書と見比べながら描き写していきます。すると、驚くほどに筆が進むのです。一回描いたことがあるかのように、線に迷いがなく描き進めていくことができるのです。そうなってくると、僕も集中力が増し、気づいたら2時間があっという間に終わりました。そうして、出来上がったスケッチブックを見ると、なんと、教科書の「ゲルニカ」と瓜二つの「ゲルニカ」がそこにはありました。下書きして写したのではないかと思うほどに正確に模写していたのです。

自分でも驚きでした。「ゲルニカ」は人物や動物が無数に置かれているような絵なので、それを一つ一つ描いていると全体像を見ることを忘れてしまいます。ですから出来上がった全体像を見て自分も納得というより、驚いたのです。あとで提出したのですが、先生も驚いており、これはすごいと見入っていたのを覚えています。

以上がピカソが取り憑いた記憶です。

 

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『完全に憑依していた気がする』

 

 

 

 

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