これは中学2年生の話です。
この頃実は学校に行かない不登校児でした。暇な時間に何をするかというと、2ちゃんを見るか、ゲームをするか、シコるか、映画を見るかでした。
その日はいつも通りツタヤに行って映画でも借りて見ようかと思っていたのですが、気分転換に映画館に行くことにしました。電車で平日の昼に移動する罪悪感と、優越感を感じながら5駅ほど離れた街に移動して映画館にむかいました。
到着したものの、特に見る予定の映画もなく、なんとなく当時ドラマであった「SP」の劇場版「SP野望編」を見つけたのでこれにすることに。
スクリーンで岡田准一がかっこよくアクションを次々にこなしていきます。真木よう子もセクシーかっこよい感じで、めっちゃいいなぁとか思いながら見ていました。なかなか面白く、そして、とにかくかっこいいので、いいものを見たと満足しながら映画館を後にしました。
さぁ帰ろうかと思いましたが、帰りの電車賃がない!
やばい、あの時ポップコーンを買わなければ!
後悔後に立たずですが、どうしようもないので母親に連絡して迎えにきてもらうことに。
そして駅のローターリーに車で迎えにきてくれた母。その日はたまたま車が多く、ロータリーが混んでいました。ですので、母親の車を見つけて、素早く乗り込むようにしたのです。
車のドアを開けて、開けながら右足を滑り込ます、そして、左足を縮めて車に入れ込むと同時にドアを素早くそして力強く閉める。そう、さながらスパイ映画の主人公が颯爽と車に入るように。もちろんそんな気はありません、ただ、後ろが混んでいたので急ごうと思っただけです。しかし母は僕に向かって
「なにそれ?なんかかっこええね、SP見たから?そんなシーンあるもんね」
と、楽しそうに一言。
思春期真っ只中の僕は妙に恥ずかしく
「いやええから、混んでるから早く車だしぃや」
と、そっけなく返すのでした。
そんな可愛らしい学生時代の僕を何故か思い出しました。
『岡田くんかっこよかったな』
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【気持ち】という企画をたまにやっています。
自分の気持ちに気づく為に、みんなで話してみようという企画です。
話すことによって自分でも気づかなかった自分の気持ちに気づく、そんな面白い発見があったりなかったり。
とにかくいろんな人と話してみたい、いろんな意見、感性に触れてみたいって方は是非。 自分の中でうまく消化できていないエピソードや、あれなんだっただろうみたいなエピソードがあれば楽しいかも!なくても全然大丈夫ですよ!
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