カス鳥のブログ

日記とオモシロ記事を書いています。

Q10←このドラマ覚えてる?

こんにちは。カストリです。

 

久しぶりにふと思い出すことってありませんか?

最近何故か思い出したものがあります。タイトルにもある様にこのドラマ

 

Q10

 

脚本 木皿泉

代表作 野ブタをプロデュース

 

主演 佐藤健

   前田敦子

2010年10月16日から毎週土曜日放送

全9話

 

どうでしょう?覚えているでしょうか?

そんなに流行ってないドラマと言うと失礼かもしれませんが、でも何だか記憶に残るすごく良いドラマだったので紹介したいなと思います。

 

あらすじとしては。

 

基本的に1話完結型の学園群像劇。

前田敦子演じるQ10、彼女は未来から送られてきた人型ロボットで彼女と佐藤健演じる深井平太が学園でいろんな人物と交流し、成長していく様な物語です。

こう簡単にまとめると呆気ないですが、1話1話登場人物の心情や変化が良く描けられていて濃い内容になっています。

 

その他の登場人物も個性的で、

貧乏学生、自己肯定感の低い学級委員長、病気がちな親友、愉快な校長先生などなど、どのキャラクターも魅力的でキャラクターがしっかり作り込まれています。それ故に、感情移入できる人物が多数いて、よりのめり込めました。

特に好きなエピソードがQ10と、平太の逃避行。

実はQ10が未来から来たロボットで、未来にQ10を返さないと沢山の人が不幸な目に遭うと、未来から来たQ10の管理者、富士野月子に告げられる。

平太は未来のことなんて高校生の自分には全く理解できないし、まだまだ遠く先の話。混乱したままQ10を連れ逃避行をするがその間に思いを巡らす。

Q10を愛しているが、一緒にいることで何百年か先の沢山の人物が亡くなってしまう。そんな事平和な今に言われても実感がないし、そもそも遭うこともない人物の話。でもQ10を愛した様に未来の人たちも愛した人がいる、それを自分だけのわがままで奪って良いのか?

そんな大人びた思考を巡らす平太。思い詰める平太にQ10は優しい声をかける・・・

 

と、こんな様にとにかく優しいお話なんですね。

どの人物も誰かを思っていてそれ故に悩み、もがき、苦しむ、だけどそれが一番優しくて人間らしい素敵な事だと、何となく感じるさせてくれる。全体的にフワッとした物語で、リアルでは、ないないと笑いそうな演出だったりすんですが、何だかありそうな気がしてくる。

どこかにいそうな登場人物たち、すれ違った隣の人にも素敵な物語があるんじゃないか?きっとある。身近な人に、知らない人に、何だか優しくなれるそんな物語です。

 

雑にまとめましたが、すごく素敵なお話です。興味持たれた方はぜひ調べてみてください。

 

 

『愛』