カス鳥のブログ

考えたコト達

[無理由]チンポ侍

 

「ちんぽ チンポ ちんぽのすりきれ シコらなにゃそんそん 精気末 深田えいみ末 明日花キララ末 シコるところに 果てるとこ 薮からちんぽの ぶらちんちん」

 

「なーに言ってんだい、チンポ侍!」

 

遠くから農夫が大声でがなり声をあげる。

すかさず、チンポ侍は左手で手を振り農夫に声かける、しかし、右手は変わらず下半身で一定のリズムを刻んでいた。

 

「調子はどうだい!?」

「このところ雨がこねぇから稲が育たねぇ、あがったりだよ」

「そりゃ結構なこったな」

「暇なら手ー動かして手伝ってくれ」

「はいよはいよ」

 

チンポ侍は農夫と一緒に白ちんげ畑の前で、徐に名刀を抜いた。

それは黒々としてとても大きい、白いちんげ畑に稲妻が走るようだ。剣先からはすでに透明な雨が滴っていた。

農夫は感心したように頷くと、自分の刀に目を落とし、少し恥ずかしそうにシコり始めた。

 

「流浪人とはいっても、流石のもんだな」

「いやはや、謙遜はよしてくれ。其方もその一本でこの畑を守ってきたのだろう?」

「そうだがな、最近はこの調子でい」

 

確かに農夫の刀には脈立つような気力は感じなかった。皮は伸び切り、やや下向きに俯いている。こうして二本を並べてみてみると、一目瞭然だ。農夫の赤顔も理解できるというものである。

 

「女房が逝っちまってな」

「そうか、踏み込んだことを、失礼仕った」

「いや、いいんだ、最近は一人で話し相手もいないんでな」

「そうか」

 

チンポ侍はそう、2度頷くと、刀に視線を落とし、ぐっと手に力をこめ、激しくシゴき始めた。

先程の2倍ほどに膨れ上がった刀は、農夫の目を奪うのに造作もない。

 

「あんたぁ、雷神様かへ?」

「そんな大層なもんじゃ〜ない、通りすがりの流浪人でぇ」

 

その瞬間、白ちんげ畑に雨が降った。

一反はあろう畑に、見事に、全体に雨が滴った。白ちんげの稲はイキイキと背をピンと伸ばし、人の背丈ほどあろう体をゆさゆさと揺らし始めた。さながら雨に向かい手を伸ばす群衆、誰もがその雨に歓喜している。いや、狂気しているようだった。

農夫は膝を落としその様子を呆然と眺めていたが、気がつくとそこに流浪人の姿はどこにもなかった。

 

「あんたは一体…」

 

「チンポチンポ ちんぽのショットガン ショットガンのザーメンたい ザーメンたいのちんぽコピーの ちんぽコピーの 超特急の 超シコり」

 

どこからか、そんな声が響いていた。

 

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『すいませんでした』

 

 

 

 

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【気持ち】という企画をたまにやっています。

自分の気持ちに気づく為に、みんなで話してみようという企画です。

話すことによって自分でも気づかなかった自分の気持ちに気づく、そんな面白い発見があったりなかったり。

とにかくいろんな人と話してみたい、いろんな意見、感性に触れてみたいって方は是非。 自分の中でうまく消化できていないエピソードや、あれなんだっただろうみたいなエピソードがあれば楽しいかも!なくても全然大丈夫ですよ!

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